TECHNOLOGY

人工核酸による種々の課題を克服した核酸医薬の創成

核酸医薬は、癌やウイルス感染症などの画期的な治療薬やワクチンとして注目を集めています。siRNAやアンチセンスといった核酸医薬は、標的mRNAに選択的に結合して分解することから、(i)特定の遺伝子の働きを抑え、(ii)副作用が限定的で、(iii)創薬開発が簡便、という利点を持ちます。しかし一方で、天然型核酸は体内のヌクレアーゼによって分解され易いとか、標的となる臓器や細胞へ選択的な輸送が困難という課題もあります。弊社では、岐阜大学で培った技術により種々の人工核酸を考案し、上記の課題を克服した核酸医薬の創成を目指しています。

抗がん剤人工核酸siRQ238の効果

  • 卵巣がん腹膜播種モデルへの投与実験

  • 治療(siRQ238)、未治療(Control)の差異